恋愛写真
嘘じゃなかった。
夢じゃなかった…。
泣けば又、どうにかなるって
思ったのかもしれない。
『お前が好きだ……。』
アタシも好きなのに……
今はもう伝えられないって言うの?
ズルい…ズルいよ…。
せめてこの想いだけでも聞いてよ…。
そんなに何でも一人で抱え込んで消えないで…
『俺の世界はもうすぐ終わる…。』
そういう意味だったんだ。
気付かなかった。
会えないっていうのはただ、玲美ちゃんと
恋してるからアタシと触れあえないこと
だと思ってた。