恋愛写真
………………でも違った。
ひゅーの言っていた世界が終わるというのは
現実にひゅーの世界から消えていく事だった。
ひゅーの作り上げてきた世界。
この町での思いでも…学校も…友達も…
全てを捨てて玲美ちゃんに捧げる。
それが世界が終わるっていう意味だったんだ。
「アタシのせいだ。アタシがひゅーを…
玲美ちゃんを…ゆーを…苦しめたから…。」
でも、ひゅーはいつもアタシの事ばかりで…
助けてくれた。
泣いてるとき励ましてくれた。
雄星と喧嘩したときも背中を押してくれた。