恋愛写真
「結構勇気いるわけね。男1人で
ジュエリーのお店に入るってのはさ~。」
「ふーん…」
「冷めてるな~、ハルタさんよ?」
「だって、なんだって嬉しいから。
雄星から貰った物なら何でもいいの。」
「………だからノロケんなって!!」
「えっ?」
アタシはまた頭にポカンと『?』マーク
を作ってネックレスに目を向けた。
だって…雄星はアタシの王子なんだもん。
格好良くて優しくて私の一番大好きな人。
どれだけプレゼント選びが大変
だったかなんて想像できるよ?
「雄星…ありがとね♪」
アタシは雄星の席にしゃがみ込んで
雄星の寝てる顔を覗き込んだ。