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雄星が困った顔をして
上からアタシの顔を覗きこんでいた。
「ごめんね…。ハルちゃんを困らせたく
なかったのにな…。」
雄星がアタシの隣に
ストンと腰を下ろした。
「違う…困ってなんかない!アタシ、嬉しいよ!雄星に好きって言って貰えて…。」
「うん…ありがと。」
雄星が少しだけ困った顔をした。
やだ…
アタシ、雄星のそんな顔見たくないよ…
「アタシ、雄星から離れない…。絶対。」
アタシは思わずベンチから立ち上がって
雄星の方を向き直った。
雄星はアタシを優しく抱き締めてくれた。