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「ハルちゃん…好きだよ…。」
そう言って泣き出しそうな顔
をしていたのは…雄星だった。
アタシの答えが曖昧だから…
雄星を不安にさせてるんだ…。
ごめん…。
ごめんね…雄星。
アタシは雄星から体を離して
キスをした…。
「アタシ、雄星が好きだよ。」
アタシはそう言って雄星から離れて
教室へと戻ろうとした。
でも、雄星はそんなアタシを後から
抱き締めて離してくれなかった。
そして、校舎の上の階の窓の方を見て
雄星は少しだけ嫌そうな顔をした。