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アタシも雄星の方に視線を合わせたが

そこには誰の姿もなかった｡



｢雄星…？どうしたの？｣


｢ううん…見られてたみたいだから｡｣


｢えっ…？｣



雄星はあくまでも平静を保っていた｡


アタシは少し不思議に思ったが

何も気にせず雄星と教室へと戻ってきた｡



すると…


｢よっ！ハルタ｡｣



と内海日向が軽いノリでアタシを

廊下に連れ込んで絡んできた｡



｢……えっと何？｣


｢いやー､別に？｣


｢……じゃ戻るわ｡｣


｢まっ…待てっ!!｣



アタシの腕をしっかりと掴んだ

ひゅーはアタシをじっと見つめた｡



目と目があった瞬間､

何かがおかしくなった｡