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「………ゆーせ…?」
そう、アタシの目の前で男の拳を
掴んでいるのは雄星だった。
「ハルちゃん…本当にそういうのいい加減にしないと僕、コイツら吹っ飛ばすよ?」
違う…違う…雄星じゃない…。
だって…アタシが小さい頃は
ずっと雄星を守ってきたんだよ?
アタシが強くならなきゃって、柔道まで
習い始めたのはその頃からだったんだよ!?
なのに、何で…何でアタシが…
「ゆーせ…っ!!アタシっ…」
「ハルちゃんは黙っててっ!!」
守られてるの…!?