恋愛写真
アタシは散々雄星を探し回ったけど

結局見つからなかった。



ヤバイな…大分遠くまで来ちゃった。


雨も降ってきたし…

あぁ…もうヤダな…。


そんな風に思っていると



「おいっ…ハルタっ!!」


とアタシを呼ぶ声がした。

この声は…


「ひゅーっ?」


アタシは重たい顔を持ち上げ

アタシに傘を向ける彼の方を見た。



「お前、こんな時間まで何やってんだよ…」
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