恋愛写真
「ゆー、まだ見つかんねーの?」
「うん…。」
ひゅーが頭をかいた。
そして、ため息を溢した。
「俺も探してやる…。」
アタシは一瞬ポカンとしてしまった。
「えっ!?いや…そんなの悪いよ。
もう遅いし、ひゅーは帰りなよ?」
「探してやるっつってんだから黙って『ありがとう』でも言いやがれ。バカハルタ。」
「あ…ありがとう…」
「ん。ハルタ行くぞ!」
ひゅーはアタシの頭を軽く撫でた。
あぁ…そっか。
ひゅー、そういう事なんだね。