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苦しくて…


今更、気付いたけどアタシの回りには

悪い人なんて…いなかった。



「おはよ、ハルタ?」


ホシナがアタシの顔を覗き込んできた。

アタシ…今、笑えないや。


「ホシナ…ごめん…。」


「えっ…何?ハルタ、どしたのさ?」


「アタシっ………いや、今はいいや。」


「そぅ?ハルタ、気が向いたら話してね。」


「うん…。」



アタシは隣の席の雄星をチラッと見た。


気まずいな…。



雄星は雄星で格好いいし、

女の子に人気なわけで、


アタシと付き合ってたせいで女の子が寄

って来なかったんだなって…そう思った。
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