不良系幼なじみとの甘い恋愛事情
日陰となっているアスファルトの上に寝そべると、目の前には澄み切った青空が広がった。
なんていい天気なんだろう。
この空みたいに、あたしの心も晴れればいいのに。
もうすぐ夏休み。
クラスのみんなは浮き足立って夏の計画とかしちゃってる。
あたしは7月末に大きな神社であるお祭りに参加するくらいかな。
花火も上がるし、この辺では一番規模が大きいので人も多い。
去年はまどかと行ったけど今年はどうだろう。
小田君といい感じみたいだし、もしかしたら今年は一緒に行けないかもな。
そんなことを考えながら目を閉じる。
早く夏休みになればいいのに。