不良系幼なじみとの甘い恋愛事情


愛翔に好きな人がいることを知っても、振り向いてもらえるように頑張るべきだったのかな。


そしたらなにかが変わってた?



今頃……隣にいられたかな?



ムリだって勝手に諦めて来たのは


紛れもないあたし自身。



無条件で愛翔の隣にいられた幼い頃、泣かされてばかりだったけどすぐに仲直りすることが出来た。



いつも愛翔から謝って来たから。


愛翔が悪いのは明白だったけど、原因はあたしにもあったのかもしれない。



それを愛翔のせいにして、悲劇のヒロインぶってた。



全部を愛翔のせいにして、あたしには非はないんだって思い込んでた。



だけど違う。


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