不良系幼なじみとの甘い恋愛事情


ベッドの上に寝転んで天井を見上げる。



愛翔の隣にいられる白崎さんが羨ましい。



好きな人に自分で頑張ると言っていた愛翔。



その相手が白崎さんなのかはわからないけど、応援なんてとてもじゃないけど出来ない。



ムリだよ……。


辛すぎる。


愛翔達がダブルデートする姿を想像しただけで胸が張り裂けそうなのに。




「はぁ」



重いため息を吐き出す。



どれくらいそうしていたのかはわからない。



寝返りを打って時計を見ると、もうお昼を過ぎていた。


< 199 / 266 >

この作品をシェア

pagetop