不良系幼なじみとの甘い恋愛事情
「ハルって口がうまいっていうか……軽いっていうか。それを本心で言ってんのかが謎だよね」
「ははっ、それよく言われる。ま、俺の言葉は99%聞き流してくれていいことばっかだから」
「それってほとんど本心じゃないってことだよね?」
「あ、バレた?ははっ」
掴みどころがないハルに呆れ顔を向ける。
本当よくわかんない人だな。
「けどまぁ、今言った中の1%は本当のことだよ」
「えー、どれのこと言ってんの?」
どれも冗談っぽく聞こえたんだけどな。
「さぁ?どれだと思う?」
そう言ってハルはまた笑った。