不良系幼なじみとの甘い恋愛事情
「どんだけ待ったと思ってんだよ……散々焦らしやがって」
そう言って愛翔は力を強めた。
「く、苦しいよ……っ」
「もう一回俺のこと好きって言ったら弱めてやるよ」
意地悪な声が耳元で聞こえて、顔に火が付いたみたいに熱くなる。
「ほら早く言えよ」
「は、恥ずかしいよ」
さっきは無我夢中だったからあれだけど、こんなに近くにいる相手に言うのはとてもじゃないけどムリだよ。
心臓が持たない。
「じゃあこのまま離してやんねぇし」
「えっ……⁉」