不良系幼なじみとの甘い恋愛事情
「俺をからかってんだろ?もしくは今までの仕返しか?」
「えっ……?意味がわからないんだけど」
仕返し……?
「はぁ。マジでありえねぇし」
1人うなだれる愛翔を見て、ますますわけがわからなくなっていく。
「ねぇ、なにが?言ってる意味がわかんないよ」
そっと手を伸ばして愛翔の腕を掴んだ。
「だからぁ……‼嫉妬したっつってんだよ。いちいち言わせんなよ」
そうぶっきらぼうに言ってから、プイと顔をそらした。
「耳まで真っ赤だよ……?」
手をギュッと握り締めながら笑い声混じりにそう言う。
そんな愛翔がなんだかすごく可愛く見えた。