不良系幼なじみとの甘い恋愛事情
「うっせえ」
振り返った愛翔に軽くおでこを小突かれた。
「いたっ」
やっぱり愛翔は意地悪かも。
さっきまで真っ赤だったくせに。
もうこんなことをして来るんだもん。
「この俺にんなこと言わせるのが悪い」
「なんかめちゃくちゃ俺様だね」
「知らなかったのかよ?」
「知ってるよ。何年一緒にいると思ってんの?」
そう言うあたしに愛翔は意地悪な笑顔を見せた。
それは昔から知ってる愛翔の笑顔で。
思わず胸が高鳴った。
「これからはよそ見せずに俺だけ見てろよ」
そう言ってそのままゆっくりあたしの唇を奪った。