不良系幼なじみとの甘い恋愛事情
学校に行く気力もなくて、ブランコに腰掛けた。
カバン、愛翔の部屋に置いて来ちゃった。
ユラユラと足でブランコを揺らす。
なんてツイてない日なの、今日は。
最悪。
厄日だ。
だけど、胸のドキドキはいつまでも治まらない。
さっきのキスを思い出すと、顔が一気に赤くなった。
結ちゃんのことが好きなはずなのに……。
なんでドキドキするの⁉
おかしい。
絶対変だ。
愛翔のことなんてなんとも思ってないのに。
あー‼
もう‼
やめやめ‼
考えるだけ時間のムダ‼
思いを吹き飛ばすように頭をブンブン振った。