不良系幼なじみとの甘い恋愛事情


「これでまた人気が上がったね」



まどかがあたしの顔を見て、唇の端を上げて意地悪そうに笑った。



「授業なんて真面目に受けるイメージないのにさ。あんな夢中になってプレイする姿見せられたらキュンとするよね〜!惚れちゃうかもっ」



にっこり笑うまどかは、恋する乙女の顔だった。



「ちょ、本気で言ってんの⁉」



ほ、惚れちゃうかもって……。



「やめといた方がいいよ愛翔なんて‼意地悪だし、愛想悪いし……‼不良だし」



出て来る言葉は悪口ばかり。



「あたしをイジメるし……‼ひどい時はムシするんだよ⁉」



「今だってパシリに使われてばっかだし‼悪魔だよ、悪魔‼」



「ぷっ‼」



必死になるあたしに、まどかがいきなり吹き出した。


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