鬼畜彼氏
一通り、終わったっぽいので
鏡を見る。
………コレ、誰?
え。こんなの私じゃない。
てか、本当にコレが私ですか??
嘘だ。嘘だ。嘘だ。←全否定。
「美里ちゃん、見てー」
ハッとゆんちゃんの方を
振り向く。
うわ、化粧映えするね
ゆんちゃん。可愛い…
なんて、思ってる私より
遥かにビックリした顔してるよ?
ゆんちゃん。
「美里…ちゃん??」
「はい、もちろん
私が美里ちゃんですが。」
って、言うが早いか
飛びつかれた。
よく、ドレスでそんな
機敏に動けるね…。
「何それ、ヤバい!!!
めっちゃ可愛いよ。美里ちゃん!!
いや、そりゃいつも
可愛いけどさっ。何この
可愛さ♡ お持ち帰りしちゃいたいっ」
落ち着け、落ち着け。
訳分からん方向へ飛んでるぞ。
「落ち着いて、ゆんちゃん。
コレめっちゃ恥ずかしいんだから…
ていうか、早く行かないと
姫ちゃん先輩待たしてるし」
「あ、そーだったね!
行こっか。」
ふー、やれやれ。
とりあえず
早く帰りたい。笑