鬼畜彼氏




………う、裏庭なうです。



疲れた…、リンチじゃ
なくなったのは喜ばしいこと
だけど、これはこれで



はぁ。
案の定、先輩は心配どころか
昼寝してるし。
ちょっとは心配しろ、
コノヤロウ!



まぁ、心配してくれるような
人はあんなことしないけどね。


フン。
整った顔しやがって…。



「せーんぱーい。
美里ですよー」



風になびいてサラサラ
してる髪に触れる。



ふう。



…………??



な、なぜ起きない!



チャイムもとっくに鳴ったし
昼休みだって終わってるんだぞ


「……ん」



「あ。起きた」



「…なんだ、美里か。」



「なんだとはなんですか!」


失礼しちゃうなー、もうっ













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