鬼畜彼氏
「いや、先輩…
10の比率なんですけど…」
「美里は10じゃ
表しきれねーよ。」
「ふん!どーせっ」
つーか、私嫌われすぎだろ。
泣くぞ??
「で、これもらったから
連れてってやろうと思って
持ってきてやったんだけど?」
ピラッと先輩が見せてくれた
のは有名スイパラ店の
2時間無料券…。
「キャー、先輩好きっ」
「うぜぇ、近づくな」
「美里ちゃん、単純ー」
単純でもなんでも
良いのだよ。
甘いものが嫌いな先輩が
一緒にスイーツ店に
来てくれるだけで
美里は幸せなのです。