鬼畜彼氏




「あら、怖じ気づいたの
かしら?でもどうやら、
私よりあなたの方が1歩リードしているようだし、意地でも
名乗ってもら…



あらでも、私あなたの名前を
知っているわ。
奥中 美里でしょ?
なら、もういいのかしら…」



…いや、もう何なんだよ!
ボケてんのか?



「…花菱、もうそろそろ
出てってくれ」



先生が痺れを切らして
口を開いた。



それに続いて呆気に
とられていたクラスメート達もザワザワし出す。



「な、なんで私が出て
行かなくてはならないの?!
ライバルとの出会いは
運命的でなくては
ならないでしょう??」



なんのこっちゃ。
つーか察しろよ



今、授業中だから。















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