大人の純愛宣言
1それは私の物です!
「ちょ、ちょっと待った!!!」
私はコンビニの中で大声で叫んだ。
これが図書館だったら、運命の出会いだったに違いない。同じ物を同じタイミングで掴んだ男と女。手が触れ合ったときに、ドキっとした…。
だけど残念だなら、ここは図書館でもなければ…本を同時に触ったのでもない。
私とこの男は商品棚にあったラスト1個のコンドームを取り合っているのだから。
「は?おばさん、悪いけど先に持ったの俺だから…ほかのコンビニいきな。」
と冷たく言い放って、男はレジで会計を済ませた。
「わ、私のどこがおばさんだっていうの!!!」急ぎ足でコンビニを去る男を追いかけて行く。私のことを無視してスタスタと進んでいく男。
まじで最低最悪な男!内心そう思いながら、
「分かりました、そのコンドーム!倍の値段で私が買い取ります!だから譲ってください!そうじゃないなら、半分で良いです!今ホント、困ってるんですよ!」
そう言うと、男が急に止まるもんだから私は男の背中にぶつかってしまった…。そして背中に口紅の跡をつけてしまった…あ、やばいと思ったけれど黙っていればどうってことないって思ってつい知らん振りしてしまった。
その男が振り返ってため息をついた。
「はぁ~おばさんしつこいね…いったいこのコンドームにどんな人生がかかってるんだよ…久しぶりに男とセックスでもするっての?」と完璧私のことを見下している様子。実際コイツの身長は190センチくらいあるんじゃないだろうか。私なんか155センチしかないってのに、それにさっきから人のこと おばさんおばさんって…
「とにかくそのコンドームは私に売って!お願い!」
そう言うと、わかったわかったとニヤニヤと男は笑って、私にコンドームの箱をホイと差し出してくれた。良かった…と財布を出して、お金を払おうとすると…この男、いきなり全力疾走で走っていってしまった…。
「ちょっと!!!くそがきーーーーー!」と大声で叫んだが、この男は一度も振り返ることもなく走って逃げていってしまった。
私は途方にくれた。
私はコンビニの中で大声で叫んだ。
これが図書館だったら、運命の出会いだったに違いない。同じ物を同じタイミングで掴んだ男と女。手が触れ合ったときに、ドキっとした…。
だけど残念だなら、ここは図書館でもなければ…本を同時に触ったのでもない。
私とこの男は商品棚にあったラスト1個のコンドームを取り合っているのだから。
「は?おばさん、悪いけど先に持ったの俺だから…ほかのコンビニいきな。」
と冷たく言い放って、男はレジで会計を済ませた。
「わ、私のどこがおばさんだっていうの!!!」急ぎ足でコンビニを去る男を追いかけて行く。私のことを無視してスタスタと進んでいく男。
まじで最低最悪な男!内心そう思いながら、
「分かりました、そのコンドーム!倍の値段で私が買い取ります!だから譲ってください!そうじゃないなら、半分で良いです!今ホント、困ってるんですよ!」
そう言うと、男が急に止まるもんだから私は男の背中にぶつかってしまった…。そして背中に口紅の跡をつけてしまった…あ、やばいと思ったけれど黙っていればどうってことないって思ってつい知らん振りしてしまった。
その男が振り返ってため息をついた。
「はぁ~おばさんしつこいね…いったいこのコンドームにどんな人生がかかってるんだよ…久しぶりに男とセックスでもするっての?」と完璧私のことを見下している様子。実際コイツの身長は190センチくらいあるんじゃないだろうか。私なんか155センチしかないってのに、それにさっきから人のこと おばさんおばさんって…
「とにかくそのコンドームは私に売って!お願い!」
そう言うと、わかったわかったとニヤニヤと男は笑って、私にコンドームの箱をホイと差し出してくれた。良かった…と財布を出して、お金を払おうとすると…この男、いきなり全力疾走で走っていってしまった…。
「ちょっと!!!くそがきーーーーー!」と大声で叫んだが、この男は一度も振り返ることもなく走って逃げていってしまった。
私は途方にくれた。