近い君、遠い君。





『サッカー辞めようかと思って。』



その言葉を聞いた瞬間、体に衝撃が走った。




「…なんで?……サッカー好きだったんじゃないの?」




リフティングしていたボールが、転げ落ちた。


「……。」




隼也の顔を見上げると、悲しい顔をしている。





…どうしちゃったの?隼也…。





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