近い君、遠い君。
今の、君。





相変わらず、君はサッカーに熱心。


青い空の下で走り回る君。





「はるか、おはよー」
「…あ、おはよっ…」



…友達に話かけられて気づいた。
ダメだ、また目で追いかけてた…。




「まーた隼也くん見てたね?」
「ちょ、声デカいっ…」



隼也は朝からグラウンドで友達とサッカーしてる。


クラスが違う私は、この時間が隼也との距離を近づかせてくれる。


それと…



隼也に私の存在をずっと、ずっと覚えててほしいから…。





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