政略結婚~天使に導かれて~
「兄さん、具合はどう?」

「おー、悠太か!? ん、まぁーまぁだな!?お前、会社は?」

「うん、ほら役員出勤だよ!ハハハッ」

「そうか、お前に悪かったなぁー。俺が倒れなければ、まだ
 気楽でいられたのに・・・・」

「良いんだよ。それより、退院は、決まりそうなの?」

「うん、まぁー、先生との相談の上で決めるよ。
それより、悠太、頼みがあるんだ・・・・。
 鎌倉の別荘に行きたいから、掃除の手配をしてくれないか?」

「鎌倉の別荘に?」

「うん、愛を連れて、少しのんびりしようと思って・・・・。

「うん、解ったよ。連絡しておくよ。しばらくいるようなら
 そのように手配するし・・・。」

「あぁー、そうしてもらえると助かる」

颯太は、悠太にそう告げると、悠太は、

「じゃー、また来るから・・何かいるようなら連絡くれ・・」

悠太は、颯太から頼まれた要件をすぐに手配すると言って、帰って行った。
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