政略結婚~天使に導かれて~
豊から納骨の話を聞いた夜、愛は颯太の遺骨と写真の前で

「颯太・・・・納骨するんだって・・・・・私の手元から
 いなくなっちゃうね・・・・・」

そんな事を呟きながらその夜は、眠りについた。

************

「愛・・・・・愛・・・・・・」

愛を呼ぶ声に、愛は目を覚ますと

「颯太!!颯太・・・会いたかった・・・颯太・・・どこに居たの?」

「愛、俺はいつも愛と光太の側にいるよ。だから心配しないで・・・
 納骨の件、承諾してくれてありがとう。
 お骨はなくても、俺は、愛の側にいるから、大丈夫だよ。
 愛、これからはここを離れて、東京に戻るんだ・・・。
 光太の為にも、皆の近くにいたほうがいい・・・。
 
 愛、忘れないで、俺はいつでも君たちを見守っているから・・・・」


「颯太・・・颯太?・・・・どこ?・・・颯太------------」


ガバッ

愛は、颯太が居なくなっって、目を覚ました・・・。

「夢か・・・・・はぁ---、颯太・・・・・・」
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