政略結婚~天使に導かれて~
愛は、歓迎会のあと、本格的に秘書課の仕事に入り、清水達に
指導してもらいながらも、着々と仕事をこなして行った。

悠太の秘書としての仕事も、思っていたよりはスムーズにこなせており、
秘書課や総務の中での、愛の評価はかなり高く、

もともと真面目な性格の上、いろんな資格を持っていた為、会社では
諜報がられ、いろんな仕事を頼まれたりしている。

愛は、残業がある時もあるが、殆どは定時で上がれるため、普段の生活の
リズムをつかむのも早く、光太との時間も、思っていたよりは一緒に
いることが出来、休日は、平日の分まで、光太と一緒に過ごした。

また悠太も、豊の配慮からか、休日は、結構休めていたので、手がすくと
光太の面倒を看てくれるので、愛としてはありがたかった。

光太は、最近、つかまり立ちが出来るようになっており、ハイハイも
異常なスピードで這う為、愛は、光太が危なくないように、家具の配置を
変えたりして、なるべく危険がないようにしていたが、なかなかこの時期の
子供は、大変で、愛は、家事をするときは、光太を、おんぶして家事を
するようにしていたので、悠太の存在は、本当に助かっていた。

そんな悠太も、光太と一緒に居ることが、息抜きの様で、光太も
悠太の事が大好きだった。
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