政略結婚~天使に導かれて~
愛は、最後は泣きつかれ、そのまま悠太に抱きしめられながら、
眠ってしまった・・・・。

そんな愛を、悠太は、抱き上げて、光太がいるベットに、愛を降ろした。

悠太は、光太と愛の寝顔を見ながら、二人に布団を掛け、悠太は自分の
寝室へ行き、眠りについた。

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「悠太・・・・・・悠太・・・・・・・」

誰かが、悠太を呼んでいた・・・。

「う・・うん・・・誰?」

「俺だよ!」

「兄さん!! 本当に兄さんなの?」

「あぁー、俺だよ! 悠太、いつもありがとうな。愛や光太の事、
 助かるよ・・・・・愛は、中々人を頼ろうとしないから・・・」

「兄さん・・・・・」

「悠太、来年、三回忌が終わったら、お前がもし、本当に愛が好きなら
 愛に告白しろ。
 俺の事は構わん。悠太なら、俺と愛の思い出ごと受け止められるだろ。」

「兄さん・・・俺が、愛ちゃんに告白しても良いのか?」

「あぁー、悠太、お前なら、愛も光太も任せられる。
 それに光太に、兄妹も作って欲しいしな!?」

「兄さん・・・・・・」

「悪いけど、二人を頼むな!」

そう悠太に告げると、颯太は消えて行った・・・。

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