政略結婚~天使に導かれて~
「はい・・・副社長も、お帰りですか?」

「あぁー、確か方向が一緒だよね! 一緒にタクシーに乗ろうか!?」

「あっ、はい、良いんですか?」

「うん、方向が一緒だしね。住んでいる所も近いし・・・」

「あの・・・・、新太郎君、話は、また今度聞くね!?」

「うん、解った。気を付けて帰れよ! 副社長もお疲れ様でした
 おやすみなさい」

そう告げると、新太郎は、駅に向かって帰って行った。

悠太は、新太郎が告白しそうなのを感じとり、隆二たちを残して
早々に、愛を追いかけて来たのだ。

「愛ちゃん、帰ろう!」

「うん、悠太さん、皆さんとはもういいの?」

「あぁー、良いんだ。さぁー、帰るよ!愛ちゃん、今日は酔っているでしょ!」

「うん、最近嬉しい事があるから、気分が良くて・・・えへっ・・・」

「困った子だよ・・・・はぁ・・・・・」

悠太は、酔っている愛をタクシーに乗せ、マンションへ帰って行った。
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