政略結婚~天使に導かれて~
翌日、連休の初日、今日は、西園寺へ向かった。

「ただいま~・・・・」

「おかえりなさい、愛。いらっしゃい、皆さん。どうぞ」

愛は、光太を連れて、悠太の運転する車で、西園寺へ行った。

丁度、西園寺へ着くと、豊たちも西園寺に着いたので、皆で一緒に
チャイムを鳴らした。

玄関で、華英が出迎え、挨拶を交わすと、奥の客間に通された。

光太は、お手伝いさんに暫く看てもらう事にし、大人全員が
客間に入り、席に着いた。

最初に、豊が、竜太郎に挨拶をした。

「ご無沙汰しております。颯太の三回忌には、出席していただき
 ありがとうございました。
 また、孝太郎さんの婚約も、おめでとうございます。」

「ありがとうございます。これで、少し肩の荷が降ります。
 ところで、今日は、皆さんお揃いで・・・。
 何か、愛達にありましたか?」

「実は、今日は、折り入って、お願いに参りました。
 悠太、ご挨拶を。」

豊に促され、悠太は意を決したように

「はい。 今日は、お忙しい中、お邪魔して、申し訳ありません。
 実は、僕と愛さんは、先日からお付き合いをさせて頂いてます。
 つきましては、急な話ではありますが、愛さんとの結婚を
 許して頂きたく、ご挨拶に参りました。」

「「「けっこん!!!!」」」

竜太郎を始め、華英も孝太郎、驚いた!





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