政略結婚~天使に導かれて~
そして、愛達は、結婚式へと旅立った。

ニューカレドニアは、本当に綺麗な所で、『天国に一番近い国』と
言われているが、本当にそう言われるだけあると、愛は思った。



ニューカレドニアに着いた日の夜、愛は夢を見た。

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「愛・・・・愛・・・・・・」

「う・・うん・・・・」

愛は、目を覚ますと、そこには颯太がいた。

「颯太・・・・会いたかった!!」

「愛・・・・僕もだよ。
 愛、結婚、おめでとう! 悠太と幸せになるんだよ・・・・
 悠太は、愛と光太を幸せにしてくれるから、安心して。」

「颯太・・・・・本当に良いの?」

「うん、愛と光太は、幸せにならなきゃ、俺が困るよ!」

「うん、私、幸せになるよ・・・・颯太・・・」

「これで、俺も安心して、天国に行けるよ・・・」

「颯太・・・・今まで、ありがとう・・・・」

「愛、愛してる。幸せになるんだよ」

颯太は、そう言い残すと、愛の前から消えた・・・・。

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