政略結婚~天使に導かれて~
「はい、愛です。」

「悪い、俺だけど、これから帰るんだが、仲間を二人連れて行きたいんだが
 大丈夫かな?」

「はい、大丈夫ですが、お酒類が何もないので、それだけ買って来て
 貰えるかしら?」

「解った。30分程で帰るから、よろしく」

「はい、待ってます」

電話を切ると、

「どうしたの?」

楓が不思議そうに聞いて来た。

「うん、颯太が、友達を連れて来ることになったの。楓、一緒でもいい?」

「私は、良いけど、旦那さんたちは良いのかしら?」

「うん、今日、楓が来ることは言ってあるから、気にしないで。
 それに、きちんと紹介するから。」

「了解。なんか手伝おうか?」

愛は、楓と二人で、ランチやおつまみなどの料理を始めた。

予定通り30分すると、颯太が友人を連れて帰って来た。
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