政略結婚~天使に導かれて~
愛は、颯太の予想通り、お昼には、起き上がれるようになったため
いつものように家事をこなし、買い物に出かけたりと1日を過ごした。

夕方、いつもよりは早めに、颯太が帰って来て、二人で夕飯を食べながら
色んな話をした。

今は、ただ二人の恋愛期間を楽しんでいるような時間だった。

愛は、今、夢中になっているアレンジの話や、家族の話など、いろんな事
を、話した。

颯太も、今までの自分の事や、仕事での苦労話や、今、どんな事をしている
のか、颯太も、今まででは考えられないほど、自分の話をした。

そんな日々を過ごし、毎晩、颯太は、愛を愛し、また愛も、颯太から
与えられる快感に、溺れていった。

愛は、颯太から愛されるようになってから、益々綺麗になり、
土曜日、颯太が出勤だった為、楓とランチに出かけ、楓が

「愛、随分愛されているわね!」

「へぇっ・・・・何で?・・・・・」

「あなた、自分どれだけが色気を撒き散らしているか、解らないの?」

「い・ろ・け・・・・・?」

「あぁー、駄目だ。今度、颯太さんに言わないとね・・・はぁ~」

「・・・・・・変な楓!?」

愛は、楓の言っている意味が、全く理解できず、不思議に思っていた。
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