政略結婚~天使に導かれて~
「心配しないでよ、兄さん。僕は、自分の考えでこの会社に就職
 するつもりだし、兄さんと同様に、母さんの姓で入社して、下っ端
 から始めるつもりだよ。」

「そうか・・・。大変だぞ。覚悟は出来ているのか?」

「あぁー。覚悟はしている。それに親父達は、僕を海外事業部に
 やりたいらしいんだ・・・。」

「まぁーそうだろうな・・・・」

「まぁー、9月から頑張るよ。よろしく専務!?」

「あぁー。ところで、夕食はまだだろ?家に来るか?
 愛の事も紹介するから!」

「えっ、いいの?お邪魔しても?」

「あぁー、大丈夫だ。連絡すれば、愛も喜ぶよ!」

颯太はそう悠太に言うと、愛に連絡して、悠太と一緒に帰るので
夕食の準備をお願いした。
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