政略結婚~天使に導かれて~
そんな甘い時間を過ごしていたが、さすがに起きて夕食の準備に入らないと
夕食がなしになってしまうので、愛は、お昼には起きて、お風呂に入り
体調を少し戻した。

「颯太、お願いだから、手加減して・・・・・」

「ハハハッ、解ったよ・・・」

そう言いながらも、颯太は愛にキスを落した。

そんなラブラブの二人だけのクリスマスイブは、一歩もマンションから
出る事もなく、過ごした。



************

「「かんぱーい」」

夕食は、愛の作った料理を、二人で食べ、そしてお互いにプレゼント
を交換した。

愛は、颯太に、システム手帳とペンを・・・
颯太は、腕時計をプレゼントし、お互いが、自分たちの分も買って
お揃いにしていた。

「わぁー颯太、良いの? とっても素敵!」

「愛こそ、この手帳、使いやすそうだし、何よりこのペンがいいなぁー」

愛の手帳は、皮のカバーで、使いやすく出来ていた。

「このカバー、名前入りで、特注なの!?」

「ありがとう、愛!」

自然と二人は、どちらからともなくキスをし、顔を見合わせて

「愛、そろそろ子供作ろうか!?」

「うん、颯太の子供が欲しい!可愛い男の子が欲しいな」

愛の言葉に、颯太は何とも言えないほどの幸福感を感じ、愛を
抱き寄せ、

「愛、愛してる。ずっと側に居てくれ・・・・」

「颯太・・・私も、愛してるわ」
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