政略結婚~天使に導かれて~
悪夢
二人で過ごしたクリスマスも終り、瞬く間に年末年始を迎え、
二人で迎える年末年始は、それはそれは、慌ただしい日々だった。

でも2人にとっては、初めての事ばかりで、二人は忙しいながらも
それなりに楽しんで年末年始の行事を過ごした。

愛と颯太は、誕生日が1日違いで、愛は、1月23日・颯太は1月22日
なので、颯太の誕生日に二人は、お互いの誕生日を祝った。

颯太は、年明けからは、少し仕事に余裕が出てきたため、帰宅時間も
去年に比べると、随分早く帰って来れるようになっていたが・・・・



「颯太、もう食べないの?」

ここの所、颯太は今までの疲れとストレスからか、食欲がわかなかった。

「うん、せっかく作ってくれたのにゴメンな・・・・最近、食欲が
 ないんだ・・・・」

「ねぇー、一度、病院へ行って来ようよ・・・・私も一緒に行くから!?」


「うん・・・・でも大丈夫だろ。薬を飲むと、結構大丈夫だし・・・」

「そう・・・・・・・」

愛は、日に日に食欲が落ちてる颯太が、心配だった。

最近は、颯太が少しでも食べやすいように、消化の良いもので
胃にもたれにくいような食事を作っていた。

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