政略結婚~天使に導かれて~
病院に着いた二人は、すぐに颯太の病室へ急いだ。

コンコン ♪

「どうぞ・・・」

ドアを開けると、颯太の秘書の木村がいた。

「愛さん・・・・」

「木村さん、颯太の具合は、どんななんですか?」

「はい、今、社長が先生とお話ししてます。」

そう木村が愛に話すと、豊が病室に入って来た。

「お義父さん、颯太の容態はどうなんですか?」

「愛ちゃん、悠太・・・ 颯太は、検査をしてみないと、何とも
 言えないそうだ・・・。今は貧血が酷くて、それで倒れたらしい。
 暫く入院して、この際だから検査してもらうつもりだ・・・。」

豊は、そう言うと、木村に仕事の指示を出し、早速木村は、颯太の
スケジュールの変更をしに、会社に戻った。
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