あたしとあいつ

ガラッ







「はぁ...はぁ...」







「間に合ったの？！」







...あれ？








この空気の様子だと...







キーンコーンカーンコーン








ま...






｢｢間に合ったぁ！！｣｣







よかったぁ。







「もしかして2人で寝坊したの？！」







「あはは...」








「すいません。」








「一之宮もなんとか言ってあげて！！」








「ん～...しいて言うなら...」








と言いながらあたしの方を見て、








「返事、待ってるね。」








あ...






「忘れてたでしょ？」








「...ごめんなさい。」







すっかり忘れてた。








「でも、今日中に...答え出すね。」








「...ありがと。」








どうしようかな...







「え、何々？なんかあるの？！」








「おぉ！？」








「あぁもう！うるさい！！」








こんな会話を聞きながら唯一...







翔大だけが笑顔ではなかった......