あたしとあいつ
「ここがプリクラ...?」
「そうだよ。あ!始まるよ!!」
パシャッ
パシャッ
あたしたちは合計6枚を撮った。
「一之宮ってばほとんど半目じゃんっ!」
一之宮はタイミングが分からなかったのか6枚中5枚も半目だった。
「あ、ほんとだ...ごめんね。」
「謝んなくていいよ!そのかわり、落書きはあたしにやらせて!!」
「落書き?!そんなものもするのか!!」
「もぉ、さっき説明したじゃん!」
「あはは。」
一之宮...可愛い。
「はいっ!終わったよ。これはシールになってるからね♪」
「しゃ、写真がシールになるのか?!今の機械はすごいんだな。」
「そうなのかな...」
「......」
「一之宮?」
「...和泉。」
すると突然、一之宮が真剣な顔になった。
「な、何?」
だんだん近づいてくる一之宮。
...ヤバくない?
「いっ、一之宮??」
もしかして...
「いやっ!!」
ドンッ