あたしとあいつ
さようなら~
「和泉!!何になった?」
うわっ、翔大め。自慢しにきたな。
「...3人4脚。」
「だっせぇ!!俺と宏斗はもちろんリレー!」
「あっそ。どうせあたしは身長だけですよ。」
「どうしたんだよ。何ひねくれてんだ?」
「...だよ。」
「え?」
「どうせあたしなんてただの役立たずだよ!!!!!」
バン!
「ったく...何怒らせてんの?!杏奈はいい子な分、傷つきやすいんだから。」
「どうしよ...」
「まずは謝ってみたら?」
「...俺...行ってくる。」
バン!
翔大がドアを閉めたのと同時に宏斗の口から驚くべき言葉が!
「なんだかんだで和泉って...可愛いよな...。」
「え?なんかいった??」
「...何でもない。」
しかしドアの音のが大きかったため、誰にも聞こえていなかった。