隣のあなた~無自覚美少女VSオレ様王子~
「理事長の話長い!!!」
「そんな事言うなよ。黙って流せば済むだろう?」
「しょうがないじゃない?あたしと優は、慣れてないんだから!」
「なんだ、俺は慣れているとでも言いたいのか?」
「「だってそうじゃない!いつも、叱られていたのだから」」
「お前らな。馬鹿にするのもいい加減にしたらどうだ?」

あたしたちは、理事長の話を聞きながら話していた。
麗を馬鹿にしながら話していると、理事長の話は終わっていた。

『新入生代表挨拶
新入生代表、1年A組 東条慎司』

「はい」

落ち着いた返事をして、立ち上がる。

「(あっ、朝の人に似てる・・・・)」

あたしは、新入生代表の子を見ていたら・・・・

ばちっ

「えっ・・・」

目があったような・・・・
そんなわけないよね?

代表が壇上に上がった瞬間

「「「「「きゃー!!!!!!!!!」」」」」

黄色い歓声が上がった。

「うざっ」
「かっこいいね?朝の人に似てるね?」
「うん。」
「似てるも何も本人だから・・・・」
「「えっ、なんか言った?」」
「いや、別に・・・・」
「「そう?」」

麗が眉間にしわを寄せながら、不機嫌そうな声を上げていた。
優とあたしは、朝の出来事を話していた。


「暖かい春の訪れの中、僕たちは学園の門をくぐり…今日の日を迎えることができました。」

代表が話した瞬間・・・・
さっきまで、歓声を上げていた子たちがうっとりした感じで聞いていた。
あたしと優もその仲間なんだけど・・・・・・


入学式が終わった。
それから、あたしたちはクラスに戻って行った。

「麗、あの代表の子かっこよかったと思わない?」
「あぁ。かっこよかったな。」
「なんで、棒読みなのよ・・・・」
「だって、興味なぇもん!!」
「いい加減に、恋したら?」
「無理だな。」
「優、あたしもそれは無理だと思うよ・・・・・(汗)」
「もぅ、奈津希まで!!!」
「お前らに彼氏でもできたら、するんじゃない?
たぶん」
「麗ぃぃぃぃぃ」

あたしたちは、クラスに戻ってます。
席もなんと近いのです・・・・

それは、良かったのですが・・・・・優と麗が喧嘩を初めてしまいました・・・

原因は、さっきの代表の子の話しです。
まぁ、昔から麗は男の子に興味が無く、今のところは彼氏がいません。

でも、結構いろいろな男の子と歩いているのは見かけているのですが。。。。
まぁ、聞いてみますか?気になったら即行動!!
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