【完】大キライなキミに片想い中。
「ん……さみぃ……」
「大丈夫?」
うーん……どうにかして寒さを軽減させてあげれられないかな?
「手……繋ごう?」
私が思いついたのは手を繋ぐことだった。
翔希君と手繋ぐなんてちょっと気が引けるけど、寒そうにしてるもん。
「は……?」
目を丸くして私を見る。
「か、勘違いしないでよっ!?寒そうだったから……って思ったの!!」
「………さんきゅ」
そう言っててを握ってきた。
翔希君の手……すごく冷たい。
相当、寒かったんだろうな………。
「これからはちゃんと、天気予報見て家出なよ?」
「うっせ……くしゅんっ!!」
ふふ、くしゃみしてる。
なんか可愛いかも。