【完】大キライなキミに片想い中。
私はドキドキのせいで手を震わせながら、
《大希君、冗談キツいよ!
大希君にデートって言われるなんて
思ってなかったからビックリしただけだよ!!》
と、書いて真っ赤な顔を見られないようにまわした。
しかも、さ。
相川がいい、なんて言われたらちょっと期待してしまう。
私がうぬぼれてるだけなのかもしれないけど…。
そして、また返事がかえってきた。
《冗談なんかじゃないよ。
俺は本気だよ?
あ、一応俺の
メアド教えておくね。
××××××@×××.ne.jp》
本気って……。
あんまり真に受けたら期待しちゃうし、冗談って信じておこう!
て、てか……。
ひ、大希君のメアドですか……!?
教えてもらえるなんて思いもしなかった。