【完】大キライなキミに片想い中。
すると、大希君が小さい声で、
「大丈夫?」
と声をかけてくれた。
「う、うん!大丈夫だよ、気にしないで!」
大希君は私が何で赤くなっちゃったのか気づいてないみたい。
よかった……私の気持ちがバレなくて。
「そっか。まだ少し暑いし、ボーっとしちゃうよね」
「そ、そうなんだよね~……」
「あ、また休み時間にでもメアド登録しておいてね」
「うん!またメール送るね」
「ありがとう」と微笑んだ大希君がかっこよくて、また顔が真っ赤になりそうだった。