【完】大キライなキミに片想い中。





「あ、い、今のは忘れて!?」


悠麻君が焦って言う。


「う、うん!」


「ご、ごめんね?困らせるようなこと言って!」


「ううん!き、気にしないで!!」


何となく気まずい雰囲気が漂う。


「…………」


「…………」


ど、どうしよ……。


「………あ、そーだ!!」


会話のないままクレープを食べ終えた頃、悠麻君が沈黙を破った。


「由愛ちゃんって、大希が好きなんだよね?」


「え!?」


いきなりそう言われてびっくりした。
< 147 / 342 >

この作品をシェア

pagetop