【完】大キライなキミに片想い中。
「あ、い、今のは忘れて!?」
悠麻君が焦って言う。
「う、うん!」
「ご、ごめんね?困らせるようなこと言って!」
「ううん!き、気にしないで!!」
何となく気まずい雰囲気が漂う。
「…………」
「…………」
ど、どうしよ……。
「………あ、そーだ!!」
会話のないままクレープを食べ終えた頃、悠麻君が沈黙を破った。
「由愛ちゃんって、大希が好きなんだよね?」
「え!?」
いきなりそう言われてびっくりした。