【完】大キライなキミに片想い中。

「ほんとに……私の趣味でいいの?」


「うん、いいから早く選んで!」


「う、うん」


服選びが好きな私は、すぐに自分の趣味の服をチョイスして涼花に見せた。
薄ピンクのニットに白のふわふわしたスカートを選んだ。



「これ……どう、かな?」


「可愛いじゃん!さすが由愛、センスいいね!」


「ありがとう!」


「じゃ、これ買ってくる!!」


えぇ!?
決めるの早すぎじゃない!?


涼花はすぐに会計を済ませて帰ってきた。


「さ、アイスでも食べにいこっか」


「涼花……ほんとにその服でよかったの?」


もろ私の趣味だし……。


「うん!!」


「そ、そっか……」


涼花がいいって言うならいいんだけど……。