【完】大キライなキミに片想い中。





「ご注文をお伺いします」


ウェイトレスさんはすぐに注文を取りに来た。


「ハンバーグステーキ1つとミートソース1つで」


「かしこまりました」


ウェイトレスさんはニコッと微笑んで、去って行った。


「…………」


「…………」


うわあああ………何話そう……。



「そ、そういえばさ」


私は沈黙に耐えられず、言葉を発した。


「翔希君、調子どうなの?まだ治ってないの?」


「うーん…何かただの風邪を無理しすぎてこじらせちゃったんだよね」


「そ、そうなんだ……」


「でも明後日には行けそう……かな?まぁ、明日お見舞いよろしくね」


そ、そうだ!!お見舞いの約束してたんだった!!


「うん!!」


平岡家の中に入れるとか、すっごく楽しみ!
< 182 / 342 >

この作品をシェア

pagetop