【完】大キライなキミに片想い中。
平岡家へお邪魔します
無事に大希君とのデートを終え、月曜日の昼休み。
涼花に昨日、告白されたことを話した。
「えぇー!!?こ、告られたの!??」
「しーっ!!!涼花、声大きいよっ」
「よかったじゃん!!で、付き合ったの?」
涼花は興味津々に目を輝かせる。
「ううん、大希君が今返事しなくていい、って言ったから……」
「えええ!!そこは強引に自分の気持ち伝えた方がよかったんじゃないの?」
「いや、それに……なんか、大希君への気持ちが変わった気がするの」
「変わった……?」
涼花は不思議そうに首を傾げた。
「なんて言うんだろう……好きなんだけど……前ほどではないっていうか………」
「えぇ!?あんなに好き好き言ってたのに!?」
……そうだよね。
「自分でもびっくりしてるよ」
まだよくわからないけどね。